韓国のインターネットカフェ「PC방(バン)」。
僕はパソコンを持っているのでPCバンへ行く機械はあまりないのですが、TOPIK(韓国語能力試験)の申し込みの時などWindowsのパソコンからでないと申請できなかったので、何度か通いました。
日本のインターネットカフェ、漫画喫茶とは少し異なった、「サイバー大国」韓国ならではの独特な文化を紹介します。
こちらが韓国版ネットカフェ「PCバン」。
PCバンは24時間営業しているところが多いようです。
利用方法は簡単。
まず券売機でチケットを購入します。
料金はどこも似たようなものだと思います。
このPCバンでは会員、学生、非会員と3つにわかれていて、会員と学生は1,000ウォン(約100円)で1時間20分、非会員は1,000ウォンで1時間利用することができます。
会員なら10,000ウォン(約1,000円)で14時間30分も使えるみたいですね。
1時間の利用券を購入。
発券されたレシートに書いてある番号をパソコンに入力することでインターネットが使えるようになる、という仕組みです。
席は自由席なので、空いているところであればどこに座ってもOK。
席を決めたら、電源を押してパソコンを立ち上げます。
立ち上がったら、スクリーン上にある「非会員」の欄に、先程購入したチケットの数字を入力してログイン。
ログインしてから1時間インターネットを利用できるようになります。
PCバンでは、ゲームをしたり、無駄にネットサーフィンをしたりするだけでなく、印刷なんかもできたりします。
僕はTOPIKで必要な受験票を印刷するために、PCバンへ行きました。
印刷方法も簡単で、パソコンで印刷ボタンを押してレジに受け取りに行ってお金を払う、それだけです。1枚500ウォン(約50円)。
何かわからないことがあっても、店員に聞いたら優しく教えてくれます。
韓国語で上手くコミュニケーション取れなくても、画面をキャプチャする方法とか印刷の仕方とか尋ねてみたら、丁寧に教えてくれました。
PCバンのパソコンで日本語を使いたい、、なんて人も、店員に言えばきっと喜んで設定してもらえるでしょう。
店内ではジュースが売ってます。
残念ながらお酒は置いていませんでしたが、お菓子や揚げ物系も売っています。
ちゃんと14時間半引き籠もれるように整っているんですね。
朝行くと心配になるくらいガラガラなPCバンですが、夜に行くとゲーマーがびっしりと並んで座っています。
皆さんそろって今話題のeスポーツってやつをやっているみたいです。
最近日本でもeスポーツカフェというものが流行っているみたいですが、もしかしたら韓国のPCバンはネットカフェというよりもeスポーツカフェに近いものなのかもしれません。
漫画もなければ個室やシャワーもありませんからね。あとネットカフェ難民もいません。
みんな真剣にゲームをやりに来てるだけだと思います。
隣の席の人は、ヘッドホンを付けて誰かと話しながらものすごいスピードでタイピングしていました。
そんなPCバンですが、最近かなり物騒な事件が起きたみたいです。
どこの国にでも悪いことする人は一定数いるもんですね。